第49回受賞作品
大賞・準入賞・佳作該当者には、賞状・記念品並びに副賞がそれぞれ授与されます。
▶ 脚本家への道! 第49回城戸賞発表(キネマ旬報WEB)
大賞
準入賞
「道々、みち子」
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長濱 亮祐(ながはま りょうすけ) |
佳作
「わが友」 |
尾ヶ井 慎太郎(おがい しんたろう) |
「シュレディンガーの恋人たち」 |
キイダタオ |
選考対象脚本 424篇
映連会員会社選考委員の選考による第一次、第二次予備選考を経て、次の10篇が候補作品として最終審査に残りました。
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脚本題名 |
執筆者 |
サレンダーミッション ~8月の白い鳩~
昭和20年8月15日終戦。だが戦争は終わってはいなかった。戦争再開を求め反乱を起こした厚木航空隊。北海道占領を目論むソ連。三発目の原爆投下も辞さないアメリカ。もし戦争再開となれば今度こそ日本は滅びる。戦争終結のため命を懸けたある男たちの歴史的秘話。
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ヨシダケイ |
焦点
つらい現実を、なかったことにしたい女。つらい現実を、なかったことにはできない男。二人は手を取り合い、その街を出るが——生きる希望を見出そうとする故に、二人の心はすれ違っていく。弱くて、強く、そして儚い、男女の逃避行物語。
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田中 悦子 |
道々、みち子
夫の世話と母の介護をしているうちに四十になったみち子。母が死に、老人ホームで働き始めた彼女は、ある老人からうな重を食べさせてほしいと頼まれる。それをきっかけに、みち子は金を貰って老人の頼みを聞く裏の仕事を始める。平凡な主婦の自由と覚醒の物語。
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長濱 亮祐 |
成熟
同級生の女子に怪我をさせてしまったことを機に、他者への加害欲求が強まっていく男子高校生・弘太朗。その欲求は怪我をさせた同級生と弘太朗の彼女を引き込んで加速し、やがて弘太朗はさらに危険な衝動に駆られていく。
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佐々木 ひとみ |
トゥ・ザ・ライト・エンディング
舞台の主演女優に恋をしている演出家助手の男。千秋楽の日、彼は急遽体調不良で倒れた俳優の代わりに舞台へ出演させられる。舞台に関わる様々な人の私情が絡み、混乱していく舞台は思わぬ結末へと向かっていく。そんな中でヒロインの恋を掴もうと奮闘するドタバタ劇を描いたコメディ。
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大久保 佑馬 |
わが友
弟子の太宰治に先立たれ、喪失感に襲われる小説家・井伏鱒二。彼は太宰が遺した「井伏さんは悪人です。」という言葉に苦悩し、太宰との18年間に渡る友情の日々を振り返る。井伏が太宰の言葉の裏に隠された真実を見つけるまでを描く実話に基づく人間ドラマ。
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尾ヶ井 慎太郎 |
シュレディンガーの恋人たち
ある日突然宇宙消滅の危機を知らされた冴えない青年。そんな彼の前に現れたのは、10年前に姿を消した元同級生の女性だった。そして世界を救う鍵は、2人が過ごした大学時代の思い出の中にあった… 量子力学とマルチバースが織りなす、 ある男女の曖昧な関係と青春の終わりの物語。
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キイダタオ |
捨夏
ゴミ屋敷住人の主人公・西磨衣子と絶対に見捨てない特殊清掃のプロ・櫻井ナミが二人三脚で大掃除に挑む、汚部屋リセットヒューマンドラマ。ナミの言動に時に戸惑い、励まされ、心開いていく磨衣子。やがてゴミに埋もれたいくつかの秘密が明らかになっていく。
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鈴木 香里 |
島とバーバーと絵日記
ある離島で生まれ、一度も島の外で暮らしたことのない女性。
自らの不注意によって足に障害を負わせてしまった母親と床屋を営んでいた。
自分の夢を叶えるために、母親から、島から離れようと奮闘し、成長していく姿を描くヒューマンドラマ。
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大間 貴昭 |
Elderly Time Loop
特定の1日を何度も繰り返すタイムループに巻き込まれた老齢の男。タイムループを利用し、これまで我慢していた飲酒や暴食に明け暮れるのだが、やがて旧友を助けるために奮闘し始める。肉体が衰え、ITに疎い男が繰り返される時間の中で試行錯誤するSFコメディ。
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水谷 健吾 |
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第49回城戸賞審査委員(順不同 敬称略)
島谷 能成(城戸賞運営委員会委員長) |
岡田 惠和 |
井上 由美子 |
手塚 昌明 |
朝原 雄三 |
明智 惠子 |
富山 省吾 |
椿 宜和 |
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会員会社選考委員 |
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