城戸賞は1974年12月1日「映画の日」に制定されました。映画製作者として永年に亘り日本映画界の興隆に寄与し、数多くの映画監督・脚本家・映画スタッフの育成に努めた城戸四郎の「これからの日本映画の振興には、脚本の受けもつ責任が極めて大きい」との持論に基づき、新しい人材を発掘しその創作活動を奨励することを目的としています。
これまでに10数作のシナリオが映画化されるとともに。プロへの登竜門として多くのシナリオライターを輩出し、日本映画への貢献は格別のものと評価されております。
2024年には第50回城戸賞の開催が予定されております。
城戸 四郎(きど しろう 1894年~1977年)
東京・築地生まれ。東京帝国大学法学部卒業後、1924年に松竹蒲田撮影所長に就任。それまでのスター中心の映画作りから監督と脚本家の重要性を掲げ、多くの監督・脚本家を養成、日本映画の近代化及び質的向上に貢献。戦後は松竹の社長・会長を歴任した。